機能性表示食品のヨーグルトは何件ありますか?
商品名に「ヨーグルト」を含む機能性表示食品の届出は、撤回を含む総数で375件、撤回を除いた現行で183件です(消費者庁 機能性表示食品の届出情報、2026年7月22日時点の集計)。現行183件のうち販売中は90件、販売休止中も90件、販売状況の記載がないものが3件でした。
数え方は、届出情報にある商品名に「ヨーグルト」の文字が入っている届出を数えたものです。ヨーグルト飲料やヨーグルト風味のゼリー、チュアブルのように、名前だけがヨーグルトの製品も同じ数え方に入ります。
商品名に「ヨーグルト」を含む届出の件数
- 総数(撤回を含む)375件
- 撤回された届出192件
- 撤回を除いた現行183件
- 現行のうち販売中90件
出典:消費者庁「機能性表示食品の届出情報」(全11,207件・2026年7月22日時点)をSuppNestが集計。商品名の文字での部分一致で数えています。
届出が受理されたことと、いまその製品が売られていることは別です。375件のうち192件はすでに撤回されており、残った183件のうち、届出者が販売中と報告しているのは半数にあたります。制度全体でも同じ傾向で、機能性表示食品は11,207件あるのに、いま売られているのは3,367件にまとめました。
ヨーグルトの届出には何が入っていますか?
現行183件のうち145件は、1日摂取目安量が「10億個」「400億個」のように菌の数で書かれています。残る38件のうち37件はmg・gの質量表示で、還元型コエンザイムQ10が10件、カゼインペプチドと難消化性デキストリンの組み合わせが4件、アルロースとEPA・DHAが各3件でした。
現行183件の、1日摂取目安量の書かれ方
- 菌の数(億個)で表示145件
- 質量など、それ以外の表示38件
出典:消費者庁「機能性表示食品の届出情報」(2026年7月22日時点)をSuppNestが集計。38件のうち1件は「2,000万個」という個数表示で、残る37件がmg・gなどの質量表示です。
質量で書かれている38件の内訳は、次のとおりです。ヨーグルトというより、サプリの棚に並んでいてもおかしくない成分が並びます。
| 機能性関与成分 | 現行の件数 | 1日摂取目安量の表示例 |
| 還元型コエンザイムQ10 | 10 | 100mg |
| カゼインペプチド(トリペプチドMKPとして)、難消化性デキストリン(食物繊維) | 4 | 100µg、5.0g |
| アルロース | 3 | 5g |
| EPA・DHA | 3 | EPA 51mg、DHA 404mg |
| GABA | 2 | 100mg |
| ラクチュロース | 2 | 2.0g |
| イヌリン(食物繊維) | 2 | 4.5g |
| 酢酸 | 2 | 750mg |
| マルトビオン酸/中鎖脂肪酸/エラグ酸/ルテイン、ゼアキサンチン/グアーガム分解物(食物繊維)/難消化性デキストリン(食物繊維)/ローズヒップ由来ティリロサイド/ユーグレナ由来パラミロン/ノビレチン、β-ラクトグロブリン/乳酸菌LS1(各1件) | 10 | — |
出典:消費者庁「機能性表示食品の届出情報」(2026年7月22日時点)をSuppNestが集計。表示例は届出者が届け出た値で、同じ成分でも製品ごとに量は異なります。
サプリと同じ成分が入っているヨーグルトはどれですか?
還元型コエンザイムQ10・GABA・難消化性デキストリン・EPA・DHAは、サプリでも同じ名前で届け出られている成分です。商品名に「ヨーグルト」を含む現行183件では、GABAを機能性関与成分とする届出が5件、難消化性デキストリンを含む届出が5件あり、サプリと合わせると同じ成分を二重に摂ることがあります。
朝にヨーグルト、夜にサプリという飲み方をしていると、ラベルの上では別々の製品でも、体に入る成分は同じところで重なります。実際に届け出られている製品を、届出番号つきで並べます。
| 商品名(届出番号) | 届出者 | 機能性関与成分 | 1日摂取目安量あたりの量 |
| わたしのチカラ Q10ヨーグルト ドリンクタイプ(G1108) | カネカ食品株式会社 | 還元型コエンザイムQ10 | 100mg |
| のむヨーグルト プラスケア(K428) | 榛名酪農業協同組合連合会 | GABA | 100mg |
| トリプルヨーグルト 100g(J1005) | 森永乳業株式会社 | カゼインペプチド(トリペプチドMKPとして)、難消化性デキストリン(食物繊維) | 100µg、5.0g |
| ミツカン ヨーグルト黒酢(I798) | 株式会社Mizkan | 酢酸 | 750mg |
| DHA+EPAヨーグルト(G79) | 株式会社ノーベル | EPA・DHA | EPA 230mg、DHA 830mg |
| 毎朝快調 腸内環境改善 ヨーグルト風味(I821) | 株式会社伊藤園 | グアーガム分解物(食物繊維) | 5.2g |
出典:消費者庁「機能性表示食品の届出情報」(2026年7月22日時点)。量は届出者が届け出た値で、届出番号から原本をたどれます。機能性表示食品は事業者の届出制で、消費者庁長官の個別の審査・許可を受けたものではありません。
重なりを確かめる順番は、成分名をそろえてから量を足す、の一本道です。手順はサプリの成分が重複していないか自分で確認する方法に書きました。1つずつは目安の内側でも、重ねると届いてしまう例は1つずつは上限内なのに、重ねると上限に届く組み合わせにまとめています。EPA・DHAの1日の目安はオメガ3(EPA・DHA)の選び方と1日の目安量、GABAが飲みものにどれだけ入っているかはGABA入りのお茶は1日何mg?もあわせてご覧ください。
「10億個」と「100mg」は足して比べられますか?
菌の数(億個)と成分の質量(mg・g)は単位が違うため、足し合わせることも、同じ物差しで比べることもできません。消費者庁の届出データを成分ごとにほどくと14,629行になり、そのうち1,088行は菌数で書かれていて質量として読み取れませんでした。ヨーグルトの届出の多くがこの形です。
質量が読み取れたのは14,629行のうち10,706行(73.2%)で、全部ではありません。読み取れなかった分を推測で埋めると数字が壊れるので、SuppNestでは捨てています。合計を出せるのは、mg・gで書かれた成分どうしだけです。
菌の数は厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」が扱う対象ではなく、耐容上限量のような公的な上限は、公開情報では確認できません。一方で還元型コエンザイムQ10やGABAのように質量で書かれた成分は、サプリの分と足し合わせて考えられます。届出の表示そのものの読み方は機能性表示食品には、何ができると書かれているのか、制度の位置づけは「機能性表示食品」は国が審査したものではありませんに書いています。
買ったヨーグルトの中身を届出番号から確かめるには?
パッケージの届出表示欄にある届出番号(例:J1005)を、消費者庁の「機能性表示食品の届出情報検索」で調べます。届出概要の「機能性関与成分」の欄に、1日摂取目安量あたりの成分名と量が書かれています。同じ画面で届出撤回の有無と販売状況も分かるため、いま買えるものかどうかまで確かめられます。
- パッケージの届出番号を控える
「機能性表示食品」と書かれた表示欄に、英字1文字と数字の組でできた届出番号(例:J1005)があります。
- 消費者庁の届出情報検索を開く
消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」のサイトを開きます。
- 機能性関与成分と1日摂取目安量を見る
届出概要の「機能性関与成分」の欄で、成分の名前と、1日摂取目安量あたりの量を確かめます。
- 撤回の有無と販売状況を確かめる
同じ画面で届出撤回の有無と販売状況が分かります。撤回されていれば、その機能性の表示を続ける根拠は届け出られていない状態です。
見るところは3つ:①成分の名前が、飲んでいるサプリと同じか、②1日摂取目安量あたりの量が何mg・何gか、③菌の数だけで書かれていないか。③なら、サプリとの合計は出せません。
SuppNestで何ができますか?
SuppNestは、飲んでいるサプリを登録すると成分ごとの1日合計を自動で足し合わせ、目安の範囲に入っているかを表示します。ヨーグルトから摂っている還元型コエンザイムQ10やGABAの量は、届出の1日摂取目安量を見て足せば、重なりを自分で確かめられます。確認できない値は「データ不足」と正直に表示します。
登録した製品の成分を1日あたりで合計し、目安の範囲に入っているかを成分ごとに表示する画面
本アプリ・本記事は情報提供であり、診断・治療・予防を目的とするものではありません。持病のある方・服薬中の方は医師または薬剤師にご相談ください。
よくある質問
機能性表示食品のヨーグルトと、トクホのヨーグルトは何が違いますか?
機能性表示食品は事業者が消費者庁に届け出る制度で、国が個別に審査して許可したものではありません。特定保健用食品(トクホ)は消費者庁長官の許可が必要で、審査を経て許可されます。パッケージの表示欄に「届出番号」があれば機能性表示食品、許可マークと許可番号があればトクホです。
ヨーグルトを2種類食べると、関与成分は2倍になりますか?
同じ機能性関与成分を届け出た製品を2つ食べれば、その成分の量は足し算になります。ただし菌は菌株ごとに別の成分として届け出られているため、どちらも「乳酸菌」と書いてあっても、同じものを2倍摂ったことにはなりません。パッケージの成分名を最後まで読んで見分けてください。
届出が撤回されたヨーグルトは食べても問題ありませんか?
届出の撤回は、販売終了やパッケージの変更など、安全性以外の理由でも行われます。撤回されたという一点だけで危ないと判断はできません。撤回後は、その機能性の表示を続ける根拠が届け出られていない状態になります。体調に不安がある場合は医師または薬剤師にご相談ください。
ヨーグルト味のゼリーやチュアブルも数に入っていますか?
入っています。この記事は商品名に「ヨーグルト」の文字を含む届出を数えているため、ヨーグルト風味のゼリーやグミ、錠剤・チュアブル形状の製品も含まれます。たとえばケフィアヨーグルトチュアブル スリムケア(届出番号K986)は、食品の区分が加工食品(錠剤、カプセル剤等)で届け出られています。
「販売休止中」と書かれたヨーグルトは、もう買えませんか?
販売状況は届出者が消費者庁に報告している状態で、店頭やネットに在庫が残っていることもあります。逆の向きもあり、報告が更新されていないだけで取り扱いが終わっている場合もあります。買えるかどうかは販売店で確かめてください。
出典
- 消費者庁「機能性表示食品の届出情報」(全11,207件・2026年7月22日時点)をSuppNestが集計。商品名・機能性関与成分・1日摂取目安量・販売状況・撤回の有無はいずれも同データベースの記載によります。
- 消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」(届出番号による関与成分量・撤回状況の確認)。
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」(菌数に対応する基準が置かれていないことの確認)。