公的データ 2026.08.09

機能性表示食品には
何ができると書かれているのか

結論

いちばん多い話題は体脂肪・BMIで、有効な届出6,239件のうち1,129件です。ただし文面は3,947通りあり、比べる形にはなっていません。次に多いのは疲労感988件、ストレスや気分850件でした。

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要点
  • 有効な届出6,239件でいちばん多いのは体脂肪・BMIの1,129件(18.1%)
  • 次いで疲労感988件、ストレス・気分850件
  • 届出表示は3,947通り。ほぼ1製品1文面で揃っていない
  • 96.3%が「報告されています」という断定しない書き方
  • 長さは真ん中で107字、最長626字

機能性表示食品には、どんなことが書かれている?

いま有効な届出6,239件でいちばん多い話題は体脂肪やBMIで、1,129件(18.1%)でした。次に疲労感が988件、ストレスや気分が850件と続きます。届出表示はどれも「〜する機能が報告されています」という形で書かれており、効果を断定する書き方にはなっていません。

ここで数えているのは「何ができると届け出られているか」であって、「効くかどうか」ではありません。届出は事業者が自分の責任で出すもので、国が個別に審査するものではありません(「機能性表示食品」は国が審査したものではありません)。

出典:消費者庁「機能性表示食品 届出情報検索データベース」(2026年7月22日時点)。撤回されていない6,239件の届出表示を、話題を表す語で分類して数えました。1件が複数の話題に触れることがあるため、合計は100%を超えます。

どんな話題が、どれくらいある?

上位は体脂肪・BMI、疲労感、ストレス・気分、中性脂肪やコレステロール、おなかの調子の順です。血糖値、肌、睡眠、血圧、記憶・認知がこれに続きます。どの話題も数百件あり、届出者もそれぞれ数百社に分かれています。特定の会社が独占している話題はありません。

話題件数割合文面の種類
体脂肪・BMI1,129件18.1%666通り
疲労感988件15.8%738通り
ストレス・気分850件13.6%619通り
中性脂肪・コレステロール832件13.3%558通り
おなか・便通764件12.2%502通り
血糖値757件12.1%513通り
729件11.7%503通り
睡眠660件10.6%482通り
血圧581件9.3%372通り
記憶・認知576件9.2%391通り
398件6.4%328通り
ひざ・関節383件6.1%274通り
歩行・移動340件5.4%246通り
筋力208件3.3%166通り
鼻・目のムズムズ113件1.8%66通り
尿酸値93件1.5%67通り
肝臓77件1.2%57通り
59件0.9%46通り

出典:同上。話題は届出表示に含まれる語で分類しています(例:「血圧」を含むものを血圧に数える)。1件が複数に入るため合計は6,239件を超えます。どの話題にも当てはまらなかったものが590件(9.5%)あります。

同じ話題なら、書かれている内容も同じ?

揃っていません。有効な届出6,239件の届出表示は3,947通りあります。ほぼ1製品につき1つの文面で、同じ話題でも言い回しも条件も違います。事業者がそれぞれ自分の根拠をもとに届け出るため、比べやすい形には整理されていません。血圧の話題だけでも372通りの書き方があります。

最も多く使い回されている文面でも47件です。残りはほとんどが一点ものの文章で、「高めの方の」「気になる方の」といった条件の付け方も製品ごとに違います。同じ話題を選んでも、届け出られている内容が同じとは限りません。

出典:同上。文面は空白を除いて完全一致で数えました。同じ文面を使っている届出が2,292件あり、残りはそれぞれ別の文面です。

「報告されています」とはどういう意味?

研究で報告があるという意味で、誰にでもその結果が出ると約束する言い方ではありません。有効な届出6,239件のうち6,009件(96.3%)がこの形で書かれています。断定を避けた書き方が制度上求められているためで、読む側もその前提で受け取る必要があります。効果を保証する表現ではありません。

いちばん短い届出表示は36文字で、次のように書かれています。

本品には、血中の中性脂肪を低下させる機能が報告されている成分を含みます。

「低下させる」と書かれていても、文末は「報告されている」です。ここが医薬品の効能効果とは違う点で、制度の性質がそのまま文末に出ています。

出典:同上。引用は届出番号H1322(北大阪農業協同組合)の届出表示です。

届出表示はどれくらいの長さ?

真ん中で107文字です。最も短いもので36文字、最も長いもので626文字あります。200文字を超えるものが639件(10.2%)あり、パッケージの表示面で読み切るのは簡単ではありません。長いものは、ひとつの製品で複数の話題をまとめて届け出ています。

最も長い626文字の届出は、中性脂肪・疲労感・ストレス・睡眠・記憶・目という6つの話題に触れています。成分もDHA、EPA、イチョウ葉由来の成分、ルテイン、ゼアキサンチンと複数入っています。読み切れる長さではありませんが、届出情報としては公開されています。

出典:同上。長さは空白を除いた文字数です。最長は届出番号G1228(株式会社アカシアの樹「オメガノイド」)、最短はH1322です。

自分の目的に合う製品はどう探す?

話題から関与成分をたどり、その成分の届出がどれくらいあるかを見る順番が確実です。同じ成分でも量が製品によって違うため、届出番号から関与成分の1日あたりの量まで確かめてください。届出表示の言葉だけで選ぶと、「高めの方の」といった条件の違いを見落とします。

  1. 話題から成分をたどる。

    同じ話題に多くの成分が届け出られています。件数が多い成分ほど、確かめられる情報も多く残っています。

  2. 量を見る。

    同じ成分でも製品によって1日あたりの量が違います。成分のページに実売品の配合量を並べています。

  3. 届出が生きているか見る。

    撤回されていないか、販売中かを確かめます(11,207件あるのに、いま売られているのは3,367件)。

言葉ではなく、量と状態で比べる

製品から調べるページでは、届出ごとに関与成分の量と撤回の有無をまとめています。届出表示の言葉ではなく、量と状態で比べられる形にしてあります。

合っていなければ、飲む理由はない

読んでみて、届け出られている内容が自分の目的と合っていた、という場合はそれで十分です。合っていなければ、無理に飲む理由はありません。飲んでいるものを登録しておけば、届出が撤回されたときにも気づけます。

機能性表示食品には、どんなことが書かれているのですか?

いま有効な届出6,239件でいちばん多い話題は体脂肪やBMIで、1,129件(18.1%)でした。次に疲労感が988件、ストレスや気分が850件と続きます。届出表示はどれも「〜する機能が報告されています」という形で書かれ、効果を断定する書き方にはなっていません。

同じ話題なら、書かれている内容も同じですか?

揃っていません。有効な届出6,239件に対し、届出表示は3,947通りあります。最も多く使い回されている文面でも47件で、残りはほとんどが一点ものです。「高めの方の」「気になる方の」といった条件の付け方も製品ごとに違うため、言葉だけでは比べられません。

「報告されています」とはどういう意味ですか?

研究で報告があるという意味で、誰にでもその結果が出ると約束する言い方ではありません。有効な届出6,239件のうち6,009件がこの形です。「低下させる」と書かれていても文末は「報告されている」で終わります。医薬品の効能効果とは、この文末の扱いが違います。

届出表示はどれくらいの長さですか?

真ん中で107文字です。最も短いもので36文字、最も長いもので626文字あります。200文字を超えるものが639件(10.2%)あり、パッケージの表示面で読み切るのは簡単ではありません。長いものは複数の話題をまとめて届け出ています。

自分の目的に合う製品はどう探せばいいですか?

話題から関与成分をたどり、その成分の届出がどれくらいあるかを見る順番が確実です。同じ成分でも量が製品によって違うため、届出番号から関与成分の1日あたりの量まで確かめてください。届出表示の言葉だけで選ぶと、条件の違いを見落とします。

出典

  • 消費者庁「機能性表示食品 届出情報検索データベース」(2026年7月22日時点・全11,207件、うち撤回されていない6,239件)。
  • 数え方は引用についてに記載しています。

本記事は情報提供であり、診断・治療・予防を目的とするものではありません。特定の製品の効果を保証するものでもありません。持病のある方・服薬中の方は医師または薬剤師にご相談ください。

機能性表示食品の届出を検索する登録なし・届出番号・製品名・成分から引けます

届出表示は、読み比べなくていい

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