オメガ3サプリはどう選べばいい?
「魚油の総量」ではなく、そのうちのEPA・DHAの合計量で選ぶのが基本です。
オメガ3サプリの落とし穴は、大きく書かれた「魚油◯◯mg」に目を奪われることです。魚油はいろいろな脂肪酸の混合で、そのうちEPAとDHAが占める割合は製品ごとに大きく違います。だから比較すべきは油の総量ではなく、EPA◯mg+DHA◯mgの合計です。
EPA・DHAは1日どれくらいが目安?
国際的な目安として、EPA+DHAで1日250〜500mg程度が挙げられることが多いです(機関により幅があります)。
厚生労働省は、EPAやDHAを含むn-3系脂肪酸全体の目安量を、成人で1日およそ1.6〜2.2g(性・年齢で幅)としています。これはα-リノレン酸(植物由来のn-3)も含む総量で、EPA+DHA単独の推奨量とは別物です。EPA+DHAに絞った目安としては、WHOなどが1日250mg程度以上を挙げており、製品選びの実務では250〜500mgを一つのラインにすると分かりやすいです。
| 指標 | 目安 | 出典 |
| n-3系脂肪酸(総量・ALA含む) | 成人 約1.6〜2.2g/日 | 厚労省 2020年版(目安量) |
| EPA+DHA(合計) | 1日250〜500mg程度 | WHO等(目安・機関により幅) |
※ 「目安」は機関により幅があり、目的(一般的な健康維持か等)でも変わります。特定の効果を保証するものではありません。
魚を食べていればサプリはいらない?
サバ・イワシ・サケなど脂の多い魚を週数回食べている人は、食事でEPA・DHAが足りていることが多いです。
青魚にはEPA・DHAが豊富で、週に数回食べていれば目安を満たしやすくなります。逆に、魚をあまり食べない人・外食や加工食品が多い人は不足しがちで、ここが補う価値の出るところです。まず「自分は魚をどれくらい食べているか」を起点にすると、サプリの要否が判断しやすくなります。
計算例:同じ「魚油1,000mg」でも中身は倍違う
総量が同じでも、EPA+DHAの合計は製品で大きく変わります。
同じ「魚油1,000mg」でも、EPA+DHAは倍違う(例)
- 製品A:魚油の総量1,000mg
- 製品A:うちEPA+DHA300mg
- 製品B:魚油の総量1,000mg
- 製品B:うちEPA+DHA600mg
配合量は説明のための例です。目安の出典:WHO等(EPA+DHAで1日250〜500mg程度)。
同じ「1,000mg」でも、EPA+DHAは300mg対600mgで2倍。目安250〜500mgに対し、Aは1粒で下限、Bは1粒で上限帯です。値段だけで比べると、実は割高な低濃度品を買っていたということが起こります。比べるのは総量でなく合計量です。
すぐ使える1行ルール:ラベルでEPAとDHAを足して250mg以上あるかを最初に見る。「魚油◯mg」だけの表記で内訳が無い製品は、比較の土俵に乗せない。
選び方の4ポイント
合計量・鮮度・剤形・第三者検査の4点で見ると、失敗が減ります。
- EPA+DHAの合計量
総量でなく内訳の合計で比較。
- 鮮度(酸化)
オメガ3は酸化しやすい。開封後は早めに、保管は冷暗所が無難。
- 剤形
TG型・EE型などがあり吸収性の傾向が違うとされます(目安)。まずは合計量を優先。
- 第三者検査
純度・酸化・重金属などを外部検査している製品は選ぶ材料になります。
正直に言うと:オメガ3は「量より、そもそも足りてるか」
高濃度品を探す前に、自分が魚から足りているかを見るほうが、費用対効果は高くなります。
オメガ3は人気ゆえに「より高濃度を」と競いがちですが、魚をよく食べる人にとっては、そもそも追加の必要が小さいこともあります。逆に魚を食べない人は、高価な高濃度品でなくても、まず目安量を満たすだけで十分なことが多い。派手なmg数の比較の前に、「自分は不足しているのか」を一度確認するのが、いちばん賢い一歩です。
本記事は情報提供であり、診断・治療・予防を目的とするものではありません。抗凝固薬・抗血小板薬を服用中の方、手術予定のある方、妊娠中の方は医師・薬剤師にご相談ください。
SuppNestでできること
成分ごとに全製品を横断で合計し、目安量・上限量との距離を表示する画面
SuppNest は、飲んでいるサプリを登録すると、EPA・DHAを含む栄養の摂取状況を見える化し、まだ摂れていない基礎的な栄養(オメガ3など)を中立に示します。押し売りでなく、食事で足りない分を確かめる視点です。数字は偽らず、確認できないものは「データ不足」と正直に表示します。
よくある質問
オメガ3サプリはどう選べばいいですか?
「魚油の総量」ではなく、そのうちのEPAとDHAの合計量で選ぶのが基本です。たとえば魚油1,000mgでも、EPA+DHAが300mgしか入っていない製品もあります。ラベルでEPA◯mg・DHA◯mgを確認し、合計量を目安(EPA+DHAで1日250〜500mg程度・機関により幅)と比べます。あわせて鮮度や第三者検査も確認します。
オメガ3(EPA・DHA)は1日どれくらい摂ればいいですか?
国際的な目安として、EPA+DHAで1日250〜500mg程度が挙げられることが多いです(機関により幅があります)。厚生労働省は、EPAやDHAを含むn-3系脂肪酸全体の目安量を、成人で1日およそ1.6〜2.2g(性・年齢で幅)としています。青魚を週に数回食べている人は、食事から十分に摂れていることもあります。
魚を食べていればオメガ3サプリはいらないですか?
サバ・イワシ・サケなど脂の多い魚を週に数回食べている人は、EPA・DHAを食事から十分に摂れていることが多く、サプリの必要性は下がります。逆に、魚をあまり食べない人や食生活が偏りがちな人は、不足を補う目的でサプリが役立つことがあります。まず自分の食事を起点に考えるのがおすすめです。
魚油1000mgと書いてあれば、EPA・DHAも1000mgですか?
いいえ。「魚油1,000mg」は油の総量で、そのうちEPAとDHAが占める割合は製品によって異なります。EPA+DHAが合計300mg程度の製品もあれば、600mg以上の高濃度品もあります。必ずEPA◯mg・DHA◯mgの内訳を見て、合計量で比較してください。
オメガ3サプリを飲みすぎるとどうなりますか?
一般的な量では大きな問題は少ないとされますが、非常に高用量では、げっぷ・胃腸の不快感や、血が固まりにくくなる方向に働くことが知られています(NIH)。抗凝固薬・抗血小板薬を飲んでいる人や手術予定のある人は、始める前に医師・薬剤師に相談してください。
EPAとDHAは何が違うのですか?
EPAとDHAは、どちらも青魚に多く含まれるn-3系(オメガ3)の脂肪酸です。体の中での主な役割の傾向が異なるとされますが、サプリでは両方を含むものが一般的です。選ぶときは個別にこだわりすぎず、まずEPA+DHAの合計量を基準にすると分かりやすいです。
出典
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」n-3系脂肪酸(目安量)。
- 世界保健機関(WHO)のEPA・DHAに関する目安。
- NIH Office of Dietary Supplements, "Omega-3 Fatty Acids"(過剰・相互作用)。
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