成分で選ぶ 北林 歩 ・ 2026.08.09 ・ 約6分で読めます

マグネシウムサプリ、
1日分の量を製品別に並べる

結論

確認した7製品では、1日分のマグネシウムは40mg〜250mgで約6.3倍の開きがありました。製品名ではなく、栄養成分表示のmgで比べてください。最も多いのはネイチャーメイドの3粒250mgでした。1日あたりの費用は約14円〜35円です。

出典:各社公式サイトの栄養成分表示(2026年8月9日確認)。

いま飲んでいるサプリを登録すると、成分の合計と重なりが出ます(SuppNest・無料)

要点
  • 実測7製品の1日分は40mg〜250mg、約6.3倍の開き。
  • 単体では7製品とも350mgに届かない。
  • 2つ重ねると350mgを超える組み合わせがある。
  • 7製品すべてカルシウムと同時に配合されていた。
  • 表示の基準が1粒当たりか1日当たりかで変わる。

マグネシウムサプリ、1日分は何mg入っている?

メーカー公式サイトで確認した7製品では、1日分のマグネシウムは40mg〜250mgでした。最も多いのは大塚製薬「ネイチャーメイド カルシウム・マグネシウム・亜鉛」の3粒250mg、最も少ないのはオリヒロ「かんでおいしいチュアブルサプリ マルチビタミン&ミネラル」の4粒40mgで、約6.3倍の開きがあります(2026年8月9日確認)。

1日分に入っているマグネシウム(mg)
  • ネイチャーメイド カルシウム・マグネシウム・亜鉛(大塚製薬)250mg
  • カルシウム/マグ 30日分(DHC)206mg
  • カルシウム(ファンケル)200mg
  • マルチミネラル(ファンケル)160mg
  • ネイチャーメイド マルチミネラル(大塚製薬)125mg
  • マルチミネラル 30日分(DHC)125mg
  • かんでおいしいチュアブルサプリ マルチビタミン&ミネラル(オリヒロ)40mg

出典:大塚製薬 ネイチャーメイド カルシウム・マグネシウム・亜鉛DHC カルシウム/マグ 30日分ファンケル カルシウムファンケル マルチミネラル大塚製薬 ネイチャーメイド マルチミネラルDHC マルチミネラル 30日分オリヒロ かんでおいしいチュアブルサプリ マルチビタミン&ミネラル(いずれも2026年8月9日確認)。いずれも1日摂取目安量あたりの値です。この7製品以外は確認していません。

7製品はすべて、マグネシウムとカルシウムが同時に配合されていました。マグネシウムだけを足すつもりで飲んでも、カルシウムも一緒に増えることになります。酸化・クエン酸など形状の違いより、まず1日量そのものの差のほうが大きいことが分かります。

真ん中 50mg 上限 350mg 最小 0.2mg 最大 1,200mg
同じ「マグネシウム」でも、製品によって1日あたりの量はこれだけ散らばります。細い縦線が1製品です。幅が広いため対数で並べています。

出典:SuppNestが収録している製品データ(2026年8月14日時点)。1回に飲む量が公開されている製品のうち、マグネシウムの量を読み取れた327件を数えた値です。耐容上限量350mgは厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の成人の値のうち最も低いもので、これを超えるものが29件ありました。

マグネシウムサプリは1日あたりいくらかかる?

公式サイトに表示されていた価格から計算すると、価格を確認できた6製品の1日あたりの費用は約14円〜35円でした。最も安いのはDHC「カルシウム/マグ 30日分」の405円(税込・30日分)で1日約14円、最も高いのは大塚製薬「ネイチャーメイド カルシウム・マグネシウム・亜鉛」の1,050円(税抜・30日分)で1日35円です(2026年8月9日確認)。

製品1日の目安量表示価格1日あたり同時に入るカルシウム
ネイチャーメイド カルシウム・マグネシウム・亜鉛(大塚製薬)3粒1,050円(税抜・30日分)約35円500mg
カルシウム/マグ 30日分(DHC)3粒405円(税込・30日分)約14円360mg
カルシウム(ファンケル)5粒498円(30日分)約17円400mg
マルチミネラル(ファンケル)6粒915円(30日分)約31円340mg
ネイチャーメイド マルチミネラル(大塚製薬)1粒1,150円(税抜・50日分)約23円250mg
マルチミネラル 30日分(DHC)3粒540円(税込・30日分)約18円250mg
かんでおいしいチュアブルサプリ マルチビタミン&ミネラル(オリヒロ)4粒オープン価格算出できず80mg

出典:上記7製品の各社公式サイト(2026年8月9日確認)。1日あたりは表示価格を日数で割った概算です。税込・税抜の別や定期購入の扱いが各社で異なるため、そのままの比較にはなりません(DHCは税込の通常購入価格、大塚製薬は税抜のメーカー希望小売価格、ファンケルは定期便でない価格)。オリヒロはオープン価格で、公式ページに金額の記載を確認できませんでした。実売価格は販売店によって変わります。

マグネシウム入りを2つ飲むと上限350mgを超える?

超える組み合わせがあります。厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」がマグネシウムに定める耐容上限量は、通常の食品以外(サプリメントなど)から摂る分について1日350mgです。大塚製薬「ネイチャーメイド カルシウム・マグネシウム・亜鉛」250mgとDHC「マルチミネラル 30日分」125mgを両方飲むと合計375mgになり、350mgを超えます。

2製品を重ねたときの合計と、サプリ等由来の耐容上限量(mg)
  • 2製品の合計375mg
  • 耐容上限量(サプリ等由来)350mg

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」/上記2製品の公式サイト(2026年8月9日確認)。耐容上限量は近づけるべき目標値ではなく、超えないための天井です。

7製品はどれも単体では350mgに届きません。上限に触れるのは、マルチミネラルとカルシウム系サプリのように、マグネシウムが入っていると意識していない製品を重ねたときです。手元の合計は次の順番で出せます。

  1. 栄養成分表示を開く

    パッケージか公式サイトの栄養成分表示を、飲んでいる製品ぶんすべて開きます。

  2. 表示の基準を確かめる

    「1日3粒当たり」なのか「1粒当たり」なのかを見ます。基準が違う数字をそのまま足すと合計を間違えます。

  3. 自分が飲む粒数に換算する

    目安量どおりに飲んでいない場合は、実際に飲む粒数でマグネシウムのmgを計算し直します。

  4. 合計して350mgと比べる

    全製品のマグネシウムを足し、サプリメントなど通常の食品以外から摂る分の耐容上限量である1日350mgと比べます。

一緒に増えるカルシウムも見ておく

あわせて増えるカルシウムのほうは、上の2製品で合計750mgです。カルシウムの耐容上限量は1日2,500mgとされており(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」)、こちらは距離があります。重複している成分を洗い出す方法マグネシウムの1日の目安量も参考になります。

SuppNestで何ができますか?

マイサプリの栄養タブ。33成分のうち10が範囲内と表示され、ビタミンC 250mg・ビタミンD 1267IU・亜鉛 8.33mg など成分ごとの1日合計が並んでいる
登録した製品から成分ごとの1日の合計を出し、目安の範囲内かを表示する画面

複数の製品にまたがるマグネシウムを足して350mgとの距離を見る作業を、飲んでいる製品を登録するだけで自動化します。SuppNest は、1粒当たり表示と1日当たり表示の違いも換算したうえで合算します。確認できない数字は「データ不足」と正直に表示し、特定の製品の購入をあおるためのものではありません。

本アプリ・本記事は情報提供であり、診断・治療・予防を目的とするものではありません。持病のある方・服薬中の方は医師または薬剤師にご相談ください。

よくある質問

錠剤の数が多い製品のほうが、マグネシウムも多いのですか?

粒数と量は対応しません。メーカー公式サイトで確認した範囲では、大塚製薬「ネイチャーメイド マルチミネラル」は1粒でマグネシウム125mg、DHC「マルチミネラル 30日分」は3粒で125mgでした(いずれも2026年8月9日確認)。粒数ではなく、栄養成分表示の基準が「1粒当たり」か「1日当たり」かを見たうえで、mgで比べてください。

栄養成分表示にマグネシウムが書かれていない製品もありますか?

あります。消費者庁によると、食品表示基準で栄養成分表示が義務づけられているのは熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・ナトリウム(食塩相当量で表示)の5項目です。マグネシウムを含むミネラル類は任意表示にあたるため、含まれていても表示されていないことがあります。

マグネシウムの350mgには、食事から摂る分も含まれますか?

含まれません。厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」のマグネシウムの耐容上限量350mgは、通常の食品以外(サプリメントなど)から摂る量に限った値です。食事を含めた推奨量は成人男性330〜380mg、成人女性270〜290mgで、こちらは別の指標です。

マグネシウムだけが入ったサプリはありますか?

今回メーカー公式サイトで確認した7製品は、すべてマグネシウムとカルシウムが同時に配合されていました。マグネシウム単体の製品は確認していないため、存在しないとは言えません。手元の製品については、栄養成分表示でどの成分が何mg入っているかを確かめてください。

マグネシウム入りのサプリを2つ以上飲んでいます。どちらを減らせばいいですか?

どれを減らすかは目的によって変わるため、一律には決められません。まず両方の栄養成分表示からマグネシウムのmgを合計し、1日350mgとの距離を確かめてください。持病のある方・服薬中の方は、自己判断せず医師または薬剤師にご相談ください。

出典

  • 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(マグネシウムの推奨量・耐容上限量 p.112、カルシウムの耐容上限量 p.110)。
  • 消費者庁「栄養成分表示について」(義務表示5項目とミネラル類の任意表示)。
  • 大塚製薬 ネイチャーメイド「カルシウム・マグネシウム・亜鉛」「マルチミネラル」公式ページ(2026年8月9日確認)。
  • DHC「カルシウム/マグ 30日分」「マルチミネラル 30日分」公式ページ(2026年8月9日確認)。
  • ファンケル「カルシウム」「マルチミネラル」公式ページ(2026年8月9日確認)。
  • オリヒロ「かんでおいしいチュアブルサプリ マルチビタミン&ミネラル」公式ページ(2026年8月9日確認)。

マグネシウムの合計を、スキャンだけで

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