Amazon・iHerbで買ったサプリをまとめる手順は?
Amazon・iHerbなど購入先の違うサプリは、買った場所ごとに分けず、成分名と1日あたりの量で1つの表にまとめます。手順は、栄養成分表示を書き出す、1日あたりにそろえる、IU表記を換算する、成分名で足す、厚生労働省の基準と比べる、の5段階です。購入先は合計に関係しません。
- 栄養成分表示だけを書き出す
買った場所や箱の見た目ではなく、パッケージの栄養成分表示(海外製ならSupplement Facts)に書かれた成分名と量を、製品名と一緒に書き出します。
- 「1日あたり」にそろえる
表示の基準が1粒か1回分か1日分かを確認し、1日に飲む数をかけて1日あたりの量に直します。
- IU表記をµg・mgに換算する
ビタミンD・ビタミンE・ビタミンAはIU(国際単位)で書かれている場合があります。ビタミンDは1 µgが40 IUなので、2,000 IUなら50 µgです。
- 成分名で行をまとめて足す
製品ごとではなく成分名を縦に並べ、同じ成分の1日あたりの量を足して合計を出します。
- 食事摂取基準と比べる
合計を厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の推奨量・目安量・耐容上限量と見比べます。
つまずくのは2番目と3番目です。表示の基準がずれたまま足すと合計が何倍にもずれるので、「1粒当たり」と「1日当たり」の違いを先に押さえておくと早く済みます。
海外製サプリの「IU」は日本の「µg」でいくつ?
厚生労働省eJIMが掲載する米国国立衛生研究所のファクトシートによると、ビタミンD 1 µgは40 IUに相当します。ラベルの2,000 IUは50 µgです。ビタミンEはα-トコフェロール1 IUが天然型0.67 mg・合成型0.45 mg、ビタミンAは1 IUのレチノールが0.3 µgRAEにあたります。
換算式と、換算したあとに比べる先の公的な基準値を1つの表に並べます。日本の基準値はµg・mgで示されているため、IUのままでは比べられません。
| 成分 | 1 IU は | 換算の例 | 日本の基準(2025年版) |
| ビタミンD | 0.025 µg(1 µg=40 IU) | 2,000 IU=50 µg | 目安量 9.0 µg/耐容上限量 100 µg |
| ビタミンE(天然型 d-α-トコフェロール) | 0.67 mg | 400 IU=268 mg | 耐容上限量 男性800 mg/女性650〜700 mg |
| ビタミンE(合成型 dl-α-トコフェロール) | 0.45 mg | 400 IU=180 mg | 同上 |
| ビタミンA(レチノール) | 0.3 µgRAE | 5,000 IU=1,500 µgRAE | 耐容上限量 2,700 µgRAE |
出典:換算は厚生労働省eJIM 掲載の米国国立衛生研究所(NIH)ダイエタリーサプリメント室ファクトシート日本語版「ビタミンD」「ビタミンE」「ビタミンAとカロテノイド」(いずれも最終更新2025年6月19日)。基準値は厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」。
ビタミンDを2製品から摂ったときの1日の合計(µg)
- 国内で買ったマルチビタミン5.0µg
- 海外で買ったビタミンD 2,000 IU50.0µg
- 合計55.0µg
- 目安量9.0µg
- 耐容上限量100µg
050µg100µg
出典:目安量・耐容上限量は厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」。IUの換算は厚生労働省eJIM 掲載のファクトシート「ビタミンD」。配合量は説明のための例です。特定の製品の値ではありません。
上に挙げた3製品では、合計は耐容上限量の範囲に収まりますが、目安量の約6倍にあたります。上限は近づけるべき目標ではなく越えてはいけない天井なので、合計が上限に寄っていく前に足す量を決めておくほうが安全です。詳しくはビタミンDの摂りすぎで何が起きるかにまとめています。
足すのは「1粒あたり」と「1日あたり」のどちら?
足すのは1日あたりの量です。栄養成分表示が「1粒あたり」で書かれている製品は、1日に飲む粒数をかけてから合計します。基準が1粒なのか1回分なのか1日分なのかは製品ごとに違うため、数字を書き写す前に表示欄の見出しを確認してください。基準がずれたまま足すと、合計が何倍にもずれます。
英語の成分表示欄では、この基準が「Serving Size」として先頭に書かれています。日本語のラベルでは「1日2粒当たり」「1粒当たり」のように成分表の見出しに入っていることが多く、置かれる場所が違うだけで役割は同じです。書き写すときは、量の数字と一緒にこの見出しも控えておくと、あとで単位をそろえ直す手間が減ります。成分が重複していないか自分で確認する方法も同じ順番で進めます。
iHerbで買った製品は消費者庁の届出データベースで調べられる?
消費者庁の機能性表示食品届出データベースに載っているのは、日本国内で機能性表示食品として届け出られた製品です。件数は取り下げを除かない総数で、2026年7月22日時点で11,207件でした。手元の製品に届出番号の表示がなければ、このデータベースでは引けません。
つまり、たどれる情報源は購入先ではなく「届出番号の表示があるかどうか」で変わります。番号がない製品は、パッケージの成分表示が手元で確認できる一次情報になります。
| 手元の製品 | 量を確認する場所 | 消費者庁の届出データベース |
| 届出番号の表示がある | パッケージの届出表示欄と栄養成分表示 | 番号で引ける(総数11,207件・2026年7月22日時点) |
| 届出番号の表示がない国内の製品 | 栄養成分表示(µg・mg) | 引けない |
| 海外の通販で買った製品 | Supplement Facts(IU表記があれば換算する) | 届出番号の表示がなければ引けない |
出典:消費者庁 機能性表示食品届出データベース(取り下げを除かない総数11,207件・2026年7月22日時点、SuppNest調べ)。機能性表示食品は事業者の届出制で、消費者庁長官の個別の審査・許可を受けたものではありません。
届出番号があるなら、そこから読み取れる情報は栄養成分表示より多くなります。何が書かれているかは届出情報に何が書かれているかにまとめました。
SuppNestで何ができますか?
登録した製品を横断して、成分ごとの1日の合計と目安の範囲を並べた画面
ここまでの5段階を、飲んでいる製品を登録するだけで済ませられるようにしたのが SuppNest です。購入先の区別を持たず、成分名で行をそろえて1日あたりの合計を出します。量の表示がない成分は0にせず「データ不足」と表示します。特定の製品の購入をあおるためのものではありません。
本アプリ・本記事は情報提供であり、診断・治療・予防を目的とするものではありません。持病のある方・服薬中の方は医師または薬剤師にご相談ください。
よくある質問
同じ成分が2つの製品に入っていたら、多いほうだけ数えればいいですか?
いいえ、両方を足します。体に入るのは両方の合計だからです。片方だけを見ていると、合計が耐容上限量を超えているかどうかは判断できません。
Amazonの商品ページに書かれた成分表と、届いた製品のラベルが違うときはどちらを使いますか?
手元のパッケージの表示を使います。通販サイトの説明文と実際のパッケージが一致しているとは限らず、実際に飲むのは手元の製品です。仕様が変わった可能性があるときは、パッケージに書かれた製造者・輸入者の問い合わせ先に確認してください。
IU表記とµg表記が両方書かれている製品は、どちらを使えばいいですか?
どちらも同じ量を指しています。厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の値はµg・mgで示されているので、µg表記の数字をそのまま使うと換算の手間が省けます。
購入先が違うサプリの1日あたりの費用は、どう比べればいいですか?
「支払った総額 ÷(内容量 ÷ 1日に飲む数)」で1日あたりの円が出ます。海外から取り寄せた製品は、送料など受け取りまでにかかった費用を総額に含めてから割ってください。袋の値段どうしを並べても、1日量が違えば比べたことになりません。
量が書かれていない成分は、合計にどう扱えばいいですか?
0とみなさず「不明」のまま残します。原材料名に名前があっても、量の表示がなければ足せません。不明のまま残しておけば、合計が実際より少なく見える取り違えを避けられます。
出典