マルチビタミンとビタミンDは併用できる?
できます。日本で売られている製品を数えると、マルチビタミン系54件のビタミンDは中央値5.5µg、ビタミンD単体18件も中央値5.5µgでした。両方を1つずつ飲んでも合計11µgで、耐容上限量100µgの11%です。ビタミンDだけを理由に併用を避ける必要は、ふつうはありません。
| | ビタミンDの量(中央値) | 上限100µgに対して |
| マルチビタミン系(54件) | 5.5µg | 6% |
| ビタミンD単体(18件) | 5.5µg | 6% |
| 両方を1つずつ | 11µg | 11% |
| いちばん多いもの同士 | 50µg | 50% |
出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」ビタミンD 耐容上限量100µg/SuppNestが収録している製品データ(2026年8月6日時点)。ビタミンDの量を読み取れた製品を数えた値です。読み取れなかった製品は含めていません。
同じ「ビタミンD」でも、製品によって1日あたりの量はこれだけ散らばります。細い縦線が1製品です。幅が広いため対数で並べています。
出典:SuppNestが収録している製品データ(2026年8月14日時点)。1回に飲む量が公開されている製品のうち、ビタミンDの量を読み取れた307件を数えた値です。耐容上限量100µgは厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の成人の値のうち最も低いもので、これを超えるものが7件ありました。
それでも上限に届くことはある?
いちばん多い製品どうしを組み合わせても、合計50µgで上限の半分です。ビタミンDの単体サプリで多いものは1日25µg、マルチビタミンで多いものも25µgでした。3つ4つと重ねればもちろん近づきますが、マルチ1つとビタミンD1つという普通の組み合わせで超えることは、収録している範囲ではありませんでした。
ビタミンDは脂溶性で体にたまる性質があるため、上限そのものは意識する価値があります。ただし、その心配は「マルチと単体を併せたから」ではなく、1日量の多い製品を複数重ねたときに出てくるものです。
併用でむしろ注意したほうがいい成分は?
葉酸とビタミンAです。マルチビタミン系を1つ飲むだけで、葉酸は上限の27%(多いもので91%)、ビタミンAは29%(多いもので57%)に達していました。ビタミンDの6%とは桁が違います。マルチに単体サプリを足すなら、足す成分がこの2つに重なっていないかを先に見てください。
| 成分 | マルチ1つで上限の(中央値) | いちばん多いもの |
| 葉酸 | 27% | 91% |
| ビタミンA | 29% | 57% |
| マグネシウム | 18% | 64% |
| 亜鉛 | 17% | 43% |
| ビタミンD | 6% | 25% |
出典:SuppNestが収録している製品データのうち、製品名に「マルチビタミン」「マルチミネラル」等を含む151件から、各成分の量を読み取れたものを数えた値(成分ごとの件数は27〜56件)。上限は厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の成人の値のうち最も低いものです。葉酸とマグネシウムの上限は、通常の食品以外から摂る分に限った値です。
自分の組み合わせはどう確かめる?
両方のラベルの「1日あたり」の欄を並べ、同じ成分を横に足して上限と比べます。マルチビタミンは成分の数が多いため、単体サプリと重なるのはビタミンDだけとは限りません。ラベルの上から順に、両方に載っている成分すべてを見てください。
- 両方のラベルを1日量にそろえる。
「1粒あたり」と書かれていたら、1日に飲む粒数を掛けます。
- 両方に載っている成分を書き出す。
ビタミンDだけでなく、葉酸・ビタミンA・亜鉛も見ます。
- 足して上限と比べる。
成分ごとの上限は成分のページにまとめています。
成分重複チェッカーを使うと、この足し算をその場で出せます。
マルチビタミンとビタミンDは併用できますか?
できます。日本で売られている製品を数えると、マルチビタミン系のビタミンDは中央値5.5µg、単体も中央値5.5µgで、両方を1つずつ飲んでも合計11µgでした。耐容上限量100µgの11%にあたります。ビタミンDだけを理由に併用を避ける必要は、ふつうはありません。
マルチビタミンにビタミンDはどれくらい入っていますか?
収録している54件では中央値5.5µg、いちばん多いもので25µgでした。製品によって5倍近い差があります。パッケージの「1日あたり」の欄に何µgと書かれているかを確かめてください。IUで書かれている場合は、40で割るとµgになります。
ビタミンDのサプリを2つ飲んでも大丈夫ですか?
合計が耐容上限量100µgを超えないかで判断します。1日25µgの製品を2つなら50µgで、上限の半分です。ただしビタミンDは体にたまる性質があるため、目的が重なる製品を2つ持つ意味があるかも一度考えてみてください。気になるときは医師または薬剤師にご相談ください。
マルチビタミンと単体サプリで、いちばん重なりやすい成分は何ですか?
葉酸とビタミンAです。マルチビタミン系を1つ飲むだけで、葉酸は上限の27%、ビタミンAは29%に達していました。多いものではそれぞれ91%、57%です。単体サプリを足すときは、この2つに重なっていないかを先に確かめてください。
出典
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」ビタミンD・葉酸・ビタミンA・亜鉛・マグネシウムの耐容上限量。
- SuppNestが収録している製品データ(2026年8月6日時点)。各成分の量を読み取れた製品のみを集計。
本記事は情報提供であり、診断・治療・予防を目的とするものではありません。持病のある方・服薬中の方は医師または薬剤師にご相談ください。